覆面ライターのつれづれ日記

顔出しNGで仕事をしているwebライターです。日々思いのまま、つれづれに。

ICレコーダーの使い方

取材のときに相手に不快な思いをさせないように、ICレコーダーの扱いには気を付けています。

 

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ICレコーダーはなぜ気を付けなければならないか?

取材の時はもう当たり前のようにICレコーダーが出てくる世の中なんですが、人によってはICレコーダーの扱いがちょっと…というものがあります。

 

相手の口元に近づけすぎたりとか。
座ってのインタビューの時も、相手が意識できてしまう場所に置いてしまうとか。
私はぶら下がり取材のようなものはしたことがないので、ぶら下がりの時にはICレコーダーを相手にいかに近づけるかが勝負だということは理解しています。ここでは、ぶら下がりではない取材の話で。

 

相手に「録音されている」と意識させすぎることは、たくさんいろいろなことをしゃべっていただこうとするインタビューでは適さない気がします。相手を緊張させてしまったら、出るコメントも出ません。結局、決まりきったコメントも出ない気がします。私が聞きたいのは、その人が「今までどこでもしゃべったことがないもの」。それを話していただくには、まずリラックスして話そのものに乗ってくれなければいけません。

 

ICレコーダーはこう出す

録音するときに事前にお断りするのは当然なのですが、そのあと取り出したICレコーダーを一度机の自分の手の近くに置きます。そのあと、相手がちらちらこちらの手元を見るようなら、「気になりますね、すみません」と言って胸のポケットにしまってしまいます。胸のポケットでも今のICレコーダーは十分音を拾ってくれます。

 

取材の時はパソコン持参!という方もいらっしゃいますが、私はノート派です。アナログな感じがちょっと相手に親近感を持たれることもあり、イラストから話が弾むことも。ノートっていいんですよ、手を休めると相手が急に話し出してくれることもあるんです。ノートを閉じたら、「もうこれ以上記録しません」という合図ですよね。その時にすごくいいことをしゃべってくれたりするので、小道具としてのノートは欠かせません。

 

パソコンだと、相手からは私が何を打っているかわかりませんので、「事情聴取されているみたい」と言った方もいらっしゃいました。インタビューされなれている方ならパソコンだろうがICレコーダーだろうが関係ないんだと思いますが、特にベンチャーの創業者の方や、学生さん、新しいサービスを作ろうとして頑張っている新鋭の方々だと、インタビュー慣れしていないので変に気負ってしまったりすることもあるようです。

 

ICレコーダーは便利な味方なので、意識させないで自然なインタビューを取りたいものです。でも、「録音します」と告げないでこっそりカバンの中とかで録音してしまうのはNGです。盗み録りになってしまいますから。宣言はしつつ、あくまでICレコーダーなんてないもののように扱う。この方法をおすすめします。