覆面ライターのつれづれ日記

顔出しNGで仕事をしているwebライターです。日々思いのまま、つれづれに。

名刺の渡し方、知りません。

今更なんですが、私は名刺のちゃんとした渡し方を知りません。

名刺があるような企業で働くことをしたことがないため(名刺がいらない職場でならたくさん働きましたが)、取材のときに相当困るんです。基礎はマスターしたと思うんですが、どうにも上手に渡すことができません。

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名刺の正しい渡し方?

ビジネス書を見れば一発で載ってるんですけど、
・両手で渡す
・両手で受け取る
・相手に向けて渡す

ここで、ちょっと困難が。

手に物を持っている場合には、どうやって両手で受け取ったらいいのですか?

 

取材の場合は、だいたい名刺交換は取材の部屋に入った時、あるいは待ち合わせの際に会社のロビーで、ホテルのロビーで、そんな感じです。私のほうが先に行って座って待っていられる場所なら荷物を置いて両手で受け取れますが、そういうシチュエーションは非常に珍しいのです。

 

なのでいつも、荷物をぐいっとひじのほうに寄せて、よたよたした感じで「本日よろしくお願いいたします。〇〇と申します」と言いつつ差し出す、受け取るというなんとなくみっともない感じなんです。

 

名刺のきれいな渡し方?

そんな感じで、いつもなんとなくやっている名刺の受け渡しですが、この間とても名刺の渡し方が美しい女性に会いました。

 

その女性のホーム(会社)に伺ったので、もちろん向こうは手に荷物など持っていません。私はいつものようによたよたと名刺を渡しましたが、その女性がポケットから名刺入れを取り出し、開ける指先の美しかったこと。指を必要以上に曲げることなく、指の腹で名刺入れをあけ、取り出し、差し出す。お作法がどうこうというのをぶっ飛ばすほど、その所作は美しかったです。

 

あまり美しかったので、取材の最後に聞いてしまいました。「あんな美しく名刺を渡されたこと、初めてでした。どうやってらっしゃるんですか?」と。そうしたら、少し笑って「いつも『マニキュアが乾いてないつもり』って思ってるんです」と!

 

確かに。マニキュアがまだ乾いていない時には、指を伸ばしていろいろなものに触ります。指の腹でものを扱いますよね、せっかく塗ったマニキュアがはがれないように。それをいつも意識していると、あんなに美しくなるんだ…(それだけではないでしょうけど!)と感激して、早速やってみています。

 

すぐに身に付くものではないだけに修行は必要だと思いますが、名刺のお作法をぶっ飛ばすくらいの美しい指先、私も欲しいです。がんばります。