すてきなクライアント様
私を育ててくれた、すてきなクライアント様を紹介します。
最初の単価は激安
初心者の頃に出会ったクライアント様でした。最初の単価は激安。800字以上で200円という破格の安さです。なぜその仕事を受けたかというと、「たまたまそのときほかに仕事がなかったから」という安直な理由でした。扱っているテーマが好きなものでしたし、これなら書けるかなというのもありました。
仕事を始めてすぐ、その担当者(女性)のライターに対する態度にやられてしまいました。
うまくいかなかったことは、何度でも真摯にコメントをくれました。
たとえば「ここの表現がなってない」ということでも、
「ここをこうして、こう変えてみたらもっと良くなると思いますが、いかがですか?」
「ここを膨らませたらもっと読者への訴求力が高くなると思うんです!」
「ここの部分に対するところに物足りなさを感じているんですが、こうしたサイトは参考になりますか?」
というコメントをいただいたら、「はい!やります!」という気分になります。
「時間がかかってしまって申し訳ありません」とこちらが謝った時には、
「たくさんお時間割いていただいてありがとうございます。時間は気にしなくて結構ですので、どうぞよろしくお願いいたします」
という返答をいただきました。格安案件にこんなに丁寧に返答をくださる担当者にはお会いしたことがありませんでした。
面白いように伸びた単価
自分で勉強しつつ、アドバイスを取り入れて、この時期私のスキルはとても伸びました。勉強はほんとに大事です。すると、徐々にアクセスもついてきて、商品を扱った記事を書くと購入ボタンのクリック率が上がるようにもなりました。
それに応じて、どんどん単価を伸ばしてくださったのです。価値の高い記事を高く買ってくださるというのは当たり前のようでいて、最初のスタートが低いところだとなかなか難しいのです。最初のころは要求もしにくかったですし。
最初200円で始めたお仕事は、1年で単価1600円に上げていただきました。1年半後には3000円、3年後には6500円になりました。スキルが上達するにしたがってスピードも上がってきますので、今では1本1時間あれば書けます(ものにもよりますが)。時給6500円の仕事ですね。そして、4年が経過した次のプロジェクトの単価は1本8000円というお話をいただいています。
以前、「1日5時間で月収20万円が目安だった」という時間単価についてお話しました。この金額は、月に20日働くとして1月の労働時間100時間なので1時間に2000円の時給なら稼げてしまう金額です。この単価の上がり方を見ていただけると、すてきなクライアント様に出会うこと、そして自分のスキルを高めることがどれだけ未来の収入に直結するのかわかっていただけると思います。
ぜひ、お金を今すぐ稼げる仕事だけを100%にはせず、自分を育ててくれて、さらに価値を上げてくれる仕事をゲットしていただきたいと思います。ライターの仕事の楽しさは、「稼げること」の先にあることだからです。「稼げること」をクリアして、本当に面白くて奥深くて楽しい仕事、ぜひ味わっていただきたいと思います!