webライター:仕事の単価は?
最初の相場は1文字0.2円~0.5円。初心者は最初安く、経験者や実績者は上がるところは世間一般のお仕事と同じです。なかには最初から高額案件で成功している人もいます。
安価すぎるものに気を付けて
私は1文字0.5円(1000文字500円)の案件から始めましたが、クラウドソーシングサービスなどには0.2円からの案件が出ています。0.2円だと心理的負担は軽いのですが、これだと1000字200円。これは少々危険だと思います。
何が危険かというと、この案件をだしたクライアント様は
・ライターの相場がわかってない=発注初心者
・文章の価値がすごく安いと思っている=とんでもない無理を言ってくる可能性がある
という2つの可能性があるからです。
どうして文章を安く見積もれるかというと、「文章なんてちゃちゃっと書けるでしょう?」と思っているからではないでしょうか。書いてみるとわかりますが、文章を1日中書き続けることはかなり難しいことです。「ちゃちゃっと書けるよね」という方からすると、普通にこちらが仕事をしているつもりでも「下手」「遅い」という感想を持つことが多いのです。
私が出会った残念なクライアント様
勉強と思って、全く知らない分野のライティング案件に応募したことがあります。その分野では初心者でしたので、安い方が心が楽だよね、と思ったのは事実です。
ですが、要求がとんでもないものでした。
「この20個のキーワードを全部2回ずつ入れて、このテーマで800字の文章を作ってほしい」という要求でした。
20個のキーワードは
・愛知
・合う
・青
・アマガエル
…
とあいうえお順に並んで20個。平均1個3文字として、2回ずつ使うと120字。これを使って、「現代社会の問題点」について書かなければいけませんでした。もちろん、進めていくうちに「奈良」「長野」「名古屋」が同じ回に指定されることもありました。
このクライアント様はとりあえず検索されていることが多い単語を800くらいリストアップしてあいうえお順にし、それを文章に入れ込めばサイトの検索順位が上がるだろう、と思っていたらしいのです。もちろん、そんなことで検索順位は上がりません。
何とか納品しましたが、次の依頼はお断りしました。その方のサイトがどうなるかと思ってしばらく様子をうかがっていましたが、1年たたないうちに閉鎖されてしまいました。このような案件も時々あるので、安すぎる価格設定には注意が必要です。