将来の種まきになる仕事をひとつ入れよう
在宅ワークのなかの仕事、webライターで長く食べていくために、将来の種まきになる仕事をひとつ入れましょう。
仕事の種類を整理する
初期のライティングのお仕事にはおおまかに2つの種類があると思います。
・求められているものは低いので、数をこなせる仕事
・じっくり取り組むことで自分が成長できる仕事
この2つを並行するのが一番理想的です。未来に向かって努力をしていないと、行き止まり感に襲われる時期があります。
かかる時間は、数をこなす仕事<成長できる仕事
です。
安い案件を選んでも、数がこなせるものならばOKです。また、安い案件だったとしても、検品制度がしっかりしていて、本当に検品者がこちらを育ててくれようとしている(マニュアル通りの対応ではなく)という会社を見つけたら、離してはいけないと思います。
webライターの技術を人から教えてもらう機会はなかなかありません。ごくたまに、ほんとうにたまにこういう会社があります。そういう会社はどんなに単価が安くてもお仕事を続けさせてもらえるようにしています。自分がどんどんうまくなるのがわかります。それはとても楽しいことです。
理想の割合は4:1
稼ぐ仕事4、自分を育てる仕事1が理想的な割合だと思います。お金もなければ困りますし、自分が成長できないのも悲しくなります。
webライターの仕事は、すべて数字で評価できます。きちんと締め切りを守る率、このくらいの分量ならあの人に頼めば何日で仕上げてくれる、という信頼感、アクセスが何%アップするかはアクセス解析ツールを使えば一目瞭然です。だからこそ、常に成長を続けたいものです。
それでも0.5円の案件を引き受けるわけ
先日、「安すぎる案件には注意が必要です」と書きましたが、1日5時間のライター業務で30万円を超える今となっても、1文字0.5円の仕事をひとつだけ引き受けています。これは、会社のサイトを丸ごと作らせてくれるお仕事で、引き受けている理由は3つあります。
・その会社が取り扱っている製品が、本当に大好き。
・サイトをまるごと一つ作らせてくれる仕事なので、ダイレクトに製品の売り上げに貢献しているというやりがいがある。
・担当者がほんとうにいい人。
自分にとってプライスレスの価値があれば、どんなに安い案件でもOK!と思います。仕事をしていたら、幸せな気持ちになれたほうがいいですし。お仕事を依頼してくれている会社は、地方の本当に小さな会社(失礼!)です。よくライターを外部に雇おうという気になったな、と最初思ったほどの規模でした。
足掛け2年、その会社のお仕事を細々としていますが、その2年で通販サイトの収益は2.5倍増しといううれしいご報告もいただきました。もちろん、この機に単価アップにも応じていただきました。
会社も喜んでくれて、私も単価が上がってうれしく、自分の評価にもつながります。win-winの関係ってこういうことかなと思っています。