覆面ライターのつれづれ日記

顔出しNGで仕事をしているwebライターです。日々思いのまま、つれづれに。

その前置きって流行りなの?

どんな前置きかというと、「~~~ですが、~~~って思ったりしていませんか?/~~~ってことはないですか?実は、~~~」という”一人ノリツッコミ”みたいな前置きのことです。ちょっと前にはこの手の文章が林立してて、どこかの登録会社が推奨してる「型」かもしれないと思ってましたが、まだたまに見かけます。

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「一人ノリツッコミ」はやめようよ

定型文みたいになっちゃってるノリツッコミ。これは使いすぎは厳禁の文言だと思います。でもそれが普通になってしまっているのか、初心者の方に書いてもらうと10人中9人はこの始め方で書いてきます。そうすると、光るのがノリツッコミをしない1人の文章になってくるのは当たり前ですよね。

読者が何を求めてきているのか?ということを追求して考えたら、そんな無駄な文章いらないはずです。最初の31文字でその文章に対する第一印象は決まるというのに、そこを定型文にすることのもったいなさに気付いてほしいです。

定型文は、失敗は確かに少ないです。ですが、目新しさも少ないため、「これこの間読んだっけ?」「また同じ感じかな、落として上げて何かの商品をすすめるんでしょ?」という予測をさせてしまいます。

もったいない。

現代人は忙しい

文章が長ければ長いだけいい、という時代は終わったと思います。2年ほど前までは文章の容量が多いものがたくさんある方がSEO的にはいい(でたらめです)と言われていましたが、現在はそんなSEOを気にするよりもほかに気にすることがあります。

それは、「最後まで連れて行く」ということ。最後のところまで読んでくれない文章は意味がありません。なので、最後まで連れて行くためには最初のつかみで一気にひっぱり、緩急をつけて最後まで読ませるというリズムが必要です。

もちろん、そんな文章ばかりではなく、たま~に一人ノリツッコミがあってもいいと思います。要はバランスの問題ですが、最後まで連れて行くことを考えるとき、定型文化している文章で始めることが良いこととは思いません。

読者が知りたいことって何でしょう。

その人が欲しい知識って何でしょう?

それを追及して考えるのが「使えるライター」と「使えないライター」を分ける気がしています。