コピペチェックに引っ掛からせない!
コピペチェック(一致率チェック)は、驚くほどの精度で一致率が特定されます。丸コピ(文章全部をコピーした)となると、ライターにとっては赤信号。ですが、コピペじゃないのにコピペみたいになってしまった!という文章になることがたまにあります。専門的要素が強かったりすると、専門用語が多すぎて一致率が高く出てしまうことも。
ライターにとってはそれでも黄信号。できるだけ避けたいですよね。
6文字以上が「一致」になります
チェックツールによって差はありますが、一番厳しいのは今のところ影武者ではないかと私は感じています。影武者の一致は「6文字以上」なので、ちょっと長い専門用語だと一致になってしまいます。とくに化粧品関係やサプリメント関係などですね。乳酸菌の名前一つで引っ掛かります。
ですが、用語の一致でしたらチェッカー側もわかっていますので不問にすることがほとんどです。問題なのは「言い回し」。既存の言い回しをよく使う人は専門用語以外の部分で引っ掛かってしまうのです。
手あかがついた表現を使わない
「この成分が臨床試験をクリアするのを首を長くして待っていることと思います」「空はどこまでも青く澄み渡っています」…これらの表現は、慣用句だったり常套句だったり、どこかで読んだことのある文章だったりします。
これらも一致率では引っ掛かります。…これは今ひねり出した文例なので、実際にこれを使う人はいないと思いたいです。
商業ライターだったら、手あかのついた表現=使い古されている表現や、「首を長くして」のように実体のない言葉は使わないでほしいものです。わかりやすい文章で、誰でも読めるように書く。口当たりの良い文章で最後までもっていくには、「慣用句などは百害あって一利なしです」→「慣用句などは必要ありません」。
ついっと出てきてしまう表現こそ危険です。
6文字以上が引っかかったら、文末表現を変えよう
それでも一致率が引っかかってしまうことはよくあります。コピペをしていないのなら胸を張っていて大丈夫です。ですが、一致率が高い場合には直さなければなりません。
その場合は文末表現を変えましょう。あるいは助詞や助動詞の使い方を工夫して連続の一致を避けるのが良いです。
一つのサイトだけを参照して文章を書かないようにしましょう。少なくとも3つは参照サイトを読み込むことが必要です。そのうえで設計図を描き、自分の言葉でまとめます。これができたら、一致率を怖がる必要はありません。