覆面ライターのつれづれ日記

顔出しNGで仕事をしているwebライターです。日々思いのまま、つれづれに。

「できる人」と「できない人」の差

最近、一人お弟子さんを取っています。40代男性、サラリーマン業と並行してどうしてもライターになりたいということです。途中で辞められると私の気持ちが滅入るので、「ほんとにやりますか?楽じゃないですよ?厳しいですよ?」と何度も念を押しました。

まだ弟子入りして、最初の講義をして、宿題を出して…なのですが、早くも挫折する予感が満載です。

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できない人は「やらない人」

スカイプで1時間、みっちり講義をして一緒に実習もして、それからお題を出しました。ライターになりたいのなら、毎日書く習慣は当たり前すぎて誰も言わないほどの常識ですが、その方には「毎日書く」習慣がなかったので。

ところが4日間、「毎日書く」は実践されていません。

私の出したお題は、昨日のブログでも書いたのですが「毎日200字~400字、その時のヤフーニュースの検索ワードの一番上の単語について」です。

正直言って、毎日これを調べて書くのが苦痛だとしたらライターは向きません。

おそらくこの人はライターになることはないでしょう。

1日、どんなに忙しくても200字から400字を書けないとしたら、サラリーマン業とライターの両立はできません。お仕事を受けたとしても納期を守れずに、最初の一回でさようならでしょう。

この人はたぶん「できない」ではなく、「やらない」人です。何でもいいから、たとえ私のことを「ほんとにそれでうまくなるの~?」と疑ってもいいから、試しにやってみる。その姿勢なくして「できる人」になることは難しいと思います。

「できる人」は「やる人」

この方の前にも、何人かお弟子さんを取ったことがあります。今まで5人お受けして、2人が商業ライターとして仕事仲間になりました(今の方が6人目)。

成功した方々の違うところは、「言われたことをとりあえずやってみる」ということです。この2人は女性ですが、「朝書くのが一番頭がさえていていいよ」といった一言を翌日から実践したり、「この本が面白い」というと図書館ですぐに借りて読んだり、という「とりあえずやってみる」が徹底している方でした。

少しでも自分のためになりそうだと思ったら、疑うより先にまずやってみる。もちろん、やり方は一つではありません。複数教えることもあります。でもとりあえずすぐに試し、しばらく続けてみて、「私にはこっちのやり方のほうがいいようです」と自分に合う方法を選択していかれました。

今回の生徒さんは残念ながら続かない気がします。今まで続かなかった方のパターンなので。なりたい気持ちがあっても、それだけではなれません。地道な努力ができる人に成功は待ってます。頑張ってくださいね!